近時、再犯率の上昇に伴う再犯防止策の提示(第2次再犯防止推進計画)や裁判員制度下での受刑者処遇への関心の高まりを受け、刑務所における処遇のあり方やその前後の施策(いわゆる「入口支援」「出口支援」)の検討が進んでいます。 ただし、この問題は、裁判〜受刑〜出所という時間的にも空間的にも幅の広い問題であり、到底短時間では論じられません。そこで、今回は、主に「出口支援」に焦点を当てることとしました。講演会では、更生保護の理念や歴史的経緯の解説、そして、生活再建支援の実践について広く知ってもらうために、支援活動に携わる方々にお話をうかがい、その実情と課題について考えます。
■日時:2023年12月10日(日) 12:30開場、13:00開演(終了17:00予定) ※参加無料・要予約・定員制限有り 会場とオンライン配信のハイブリッド形式で開催 ■会場:株式会社TKC 東京本社2階
〒162-0824 東京都新宿区揚場町2−1 軽子坂MNビル 地下鉄・飯田橋駅 B4b出口すぐ、JR飯田橋駅より徒歩5分 ■内容(予定): 第1部 2023年度「守屋賞・守屋研究奨励賞」表彰式 第2部 講演会「受刑者の出所後支援を考える――社会参加と再犯防止」 司会:金澤真理 理事(大阪公立大学) 1.講演「更生保護をめぐる理念の変容と課題 ――福祉との連携における出口支援を中心に」 土井政和理事(九州大学名誉教授) 2.刑務所を出所した人のくらしを支える方々に聞く 「刑事施設出所者の生活再建支援の実践」 又野信也氏(保護司) 西原実氏(保護観察官) 金澤真理 理事(司会) 3.コメント「自律的な生活再建を支える専門家の役割」 ◎刑事政策的・比較法的観点から 安田恵美氏(國學院大学) ◎社会福祉的観点から 篠崎ひかる氏(立教大学) 4.質疑応答 5.総括 金澤真理 理事
※1 ERCJ会員の方には、12月初めに事務局より「Zoomウェビナー招待状」をお送りします。オンライン参加の方は、そのメールに記載のURLから視聴手続を行ってください。 ※2 ERCJ会員・関係者以外で講演会に参加希望の方は、(1) お名前、(2) 会場参加・オンライン参加のどちらを希望か、(3) 何で講演会を知ったのかをご記入のうえ、12月5日(火)までにメールにて事務局(ercj@ercj.org)までお申込みください。会場・オンラインとも定員に余裕があれば参加いただけます。